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近日上映予定

  • 映画監督 篠田正浩 レトロスペクティブ

  • 2026/10/24 ~ 2026/10/30

篠田正浩プロフィール
1931年岐阜県生まれ。1953年松竹撮影所に入社。1960年『恋の片道切符』で監督となる。その後、大島渚、吉田喜重らと共に松竹ヌーベルバーグの一人として前衛的な作品を発表。1966年松竹を退社してフリーとなり1967年独立プロ「表現社」を妻の岩下志麻と共に設立し自主製作を始める。以降、心中もの、歴史劇、ドキュメンタリーと幅広いジャンルを手がけ、独自の映像世界を確立していく。『心中天網島』(1969年)や『沈黙SILENCE』(1971年)は、国際的にも高い評価を獲得した。 『はなれ瞽女おりん』(1977年)妻でもある俳優・岩下志麻を主演に迎えて圧倒的な映像美で描き出し、日本のアニミズムや土着の精神性を鋭く問い直し、篠田映画におけるひとつの到達点として今なお語り継がれている。その後も、叙情豊かな名作『少年時代』(1990年)などで多くの映画賞に輝き、鋭い知性と視覚美を兼ね備えた作品で観客を魅了した。2003年、日独合作の大作『スパイ・ゾルゲ』を最後に映画監督引退を表明。
引退後も、日本文化や歴史に対する深い造詣を活かした執筆や講演活動を精力的に行い、日本映画の黄金期を支え、その精神を現代へと繋ぎ続けた知性派の映画監督。2025年3月25日逝去。

▼トーク付上映
10月25日(日)
14:15『涙を、獅子のたて髪に』上映後
ゲスト:武満真樹さん 聞き手:樋口尚文さん

料金:1500円均一(ポイント鑑賞不可・ポイント加算あり)
※動画撮影・録音はご遠慮下さい。なお、このイベントはシネマヴェーラ渋谷に著作権があります。

  • 上映予定作品一覧(全6本)

恋の片道切符
わが恋の旅路
三味線とオートバイ
私たちの結婚
山の讃歌 燃ゆる若者たち
涙を、獅子のたて髪に
  • 『恋の片道切符(82分/35mm)』

  • 恋の片道切符(82分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1960年
    監督:篠田正浩
    出演:小坂一也、牧紀子、平尾昌章、鳳八千代、永井達郎、土紀洋児
    スター歌手と下積みのサックス奏者を主人公に、バンドマンたちの焦燥に満ちた青春をモダンな感覚で描く。空前のロカビリー・ブームの中、「和製プレスリー」小坂一也や平尾昌章を主演に迎え、大ヒット曲『恋の片道切符』をフィーチャーした篠田正浩監督のデビュー作。新宿周辺でロケされており、当時の風俗が興味深い。
    ©1960松竹株式会社

  • 『わが恋の旅路(91分/35mm)』

  • わが恋の旅路(91分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:篠田正浩
    出演:岩下志麻、川津祐介、渡辺文雄、佐藤慶、月丘夢路、山村聡、穂積隆信、三井弘次
    ギャンブルと酒びたりの父と暮らすウエイトレスの千江は、恋人がいながら金持ちの息子と愛のない結婚をする。その後、交通事故で記憶喪失になった千江は…。ズブズブのメロドラマでありながら、記憶喪失後のサスペンス溢れる展開に、寺山・篠田コンビの手腕が光る。千江役の岩下志麻が最高に美しい一本。
    ©1961松竹株式会社

  • 『三味線とオートバイ(82分/35mm)』

  • 三味線とオートバイ(82分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:篠田正浩
    出演:桑野みゆき、川津祐介、月丘夢路、森雅之、菅原文太
    小唄の師匠の母と現代娘の世代間相克をテーマにした一作で、真鍋博の楽しいタイトルデザインや桑野みゆきの野心的な演技が光る。川口松太郎原作の大船調ホームドラマという枠組みの中で新しい作品を作ろうとしていた篠田正浩の過渡期的作品。
    ©1961松竹株式会社

  • 『私たちの結婚(67分/35mm)』

  • 私たちの結婚(67分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1962年
    監督:篠田正浩
    出演:倍賞千恵子、三上真一郎、牧紀子、木村功、東野英治郎、沢村貞子、清川虹子、浜村純、春川ますみ
    生活のため自動車工場で働く圭子と冴子姉妹。職工の駒倉の姉への思いを察した冴子は、2人をなんとか結婚させようと画策するが…。姉の幸せを願うあまり、誰にも止められぬ勢いで突っ走る妹を倍賞千恵子が熱演。両親役の東野英治郎と沢村貞子、居酒屋女将役の清川虹子も、いい味出してます。
    ©1962松竹株式会社

  • 『山の讃歌 燃ゆる若者たち(90分/35mm)』

  • 山の讃歌 燃ゆる若者たち(90分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1962年
    監督:篠田正浩
    出演:岩下志麻、早川保、倍賞千恵子、田村高廣、山村聡、山田五十鈴、沢村貞子
    自らが果たせなかった出世への道を、どうしても息子たちに歩ませたい栄城。しかし長男は山で遭難死し、次男もまた登山で片足をなくす。東大を目指す三男は、ふとしたことで兄たちの思いを知り…。父親の支配から自らの尊厳を取り戻すため、困難な登山に挑む兄弟の姿を描く。篠田が自らの心情を託したという一本。
    ©1962松竹株式会社

  • 『涙を、獅子のたて髪に(92分/35mm)』

  • 涙を、獅子のたて髪に(92分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1962年
    監督:篠田正浩
    出演:藤木孝、早川保、加賀まりこ、岸田今日子、山村聡、小池朝雄、丹波哲郎
    戦災孤児のサブは拾ってくれた請負師の命令に逆らえず、労働者組合のリーダーをリンチした末に殺してしまう。ところが、その男は恋人・ユキの父親で…。主人公に人気歌手の藤木孝、その恋人役に加賀まりこ(デビュー作)を起用。劇中歌『私を捨ててしまってくれ』の哀愁漂うメロディーに乗せて描く、哀しくも悲痛な青春群像。
    ©1962松竹株式会社

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