近日上映予定
映画を輝かせるために ー蓮實重彦 山田宏一 山根貞男 映画談義集成』刊行記念特集
2026/09/26 ~ 2026/10/23
蓮實重彦・山田宏一・山根貞男『映画を輝かせるために』 I・II 国書刊行会
定価:4,950円 (本体価格4,500円)※サイン本発売予定
映画を巡る果てなき饗宴!稀代の映画狂三人による映画談義を全2冊に集成。「季刊リュミエール」連載の「映画季評」ほか、単行本未所載の座談会を多数収録。
▼特別上映①
『暗黒街の帝王レッグス・ダイヤモンド』
『スパイクス・ギャング』
料金:1600円均一・ポイント鑑賞不可
▼特別上映②
『旅籠屋騒動[『お伊勢詣り』改題]』
『太陽に背く者』
協力:国立映画アーカイブ
料金:1300円均一・ポイント鑑賞不可
※各回入替制、当日券のみ(チケットは当館受付にて販売)
▼トーク付上映
10月18日(日) 14:40『トカレフ』+『アキラメナイアキラ』上映後
ゲスト:阪本順治監督
聞き手:上野昻志さん
料金:1800円均一・ポイント鑑賞不可
※動画撮影・録音はご遠慮下さい。
なお、このイベントはシネマヴェーラ渋谷に著作権があります
上映予定作品一覧(全34本)
『曳き船』
『空軍』
『犯罪王ディリンジャー』
『ギルダ』
『暴力行為』
『糧なき土地』
『忘れられた人々』
『都会の牙 』
『勇者の赤いバッヂ』
『迷宮の女』
『黄金の馬車』
『拾った女』
『大砂塵』
『三人の狙撃者』
『第十一監房の暴動』
『恐怖の土曜日』
『暗黒街の帝王レッグス・ダイヤモンド』
『スパイクス・ギャング』
『マリヤのお雪』
『幽霊暁に死す』
『おぼろ駕籠』
『風と女と旅鴉』
『現代やくざ 血桜三兄弟』
『華麗なる追跡』
『牧野物語・養蚕編』
『ロケーション』
『顔』
『穴の牙』
『結婚 陣内・原田御両家篇』
『旅籠屋騒動[『お伊勢詣り』改題]』
『太陽に背く者』
『トカレフ』
『アキラメナイアキラ』
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『クイーン・ケリー Queen Kelly(101分/デジタル/サイレント)』
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上映スケジュール
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公開:1929年
監督:エリッヒ・フォン・シュトロハイム
出演:グロリア・スワンソン、シーナ・オウエン、ウォルター・バイロン
残忍な女王と婚約中の王子がスワンソンに一目惚れ。修道院から彼女をさらい宮殿へ連れ去る。ところが女王に関係が知られ…。王子は投獄、スワンソンは何故かアフリカの売春宿の主人に、というトンでも展開が凄い。スワンソンとJFKの父ジョー・ケネディが資金提供しシュトロハイムとスワンソンの最高傑作になるはずだったが、1/3撮影した段階で監督は解任。その後「失われた傑作」との評価が高まり、スチル写真と字幕カードで物語の結末を補った版がプレミア上映された。『サンセット大通り』でスワンソンが観ているのが本作。
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『曳き船 Remorques(85分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1941年
監督:ジャン・グレミヨン
出演:ジャン・ギャバン、ミシェル・モルガン、マドレーヌ・ルノー、フェルナン・ルドゥー
難破船を助ける曳船の船長ジャン・ギャバンは、仲睦まじい妻がありながら船上で出会ったミシェル・モルガンと愛し合うようになる。脚本を担当したプレヴェールによるセリフの魅力と、嵐中の船や浜辺を映し出すカメラの素晴らしさ。「雷が私を呼んでいる」とモルガンは去り、ギャバンは過酷な運命にさらされ現実を見失う。ラスト、彼の姿に聖書の言葉が重なる。傑作!
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『空軍 Air Force(124分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1943年
監督:ハワード・ホークス
出演:ジョン・ガーフィールド、ジョン・リッジリー、ギグ・ヤング、アーサー・ケネディ、ハリー・ケリー
第ニ次大戦参戦前夜。アメリカ本土からハワイへと向かうパイロットたちは、ハワイのヒッカム基地からの銃声と日本語を聞き…。クライマックスの空中戦を始め圧巻の映像に痺れるホークスの戦意高揚映画。アカデミー賞では4部門にノミネートされて編集賞を獲得した。
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『犯罪王ディリンジャー Dillinger(70分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1945年
監督:マックス・ノセック
出演:ローレンス・ティアニー、エドモンド・ロー、アン・ジェフリーズ、エドュアルド・シャネリ
“社会の敵ナンバーワン”と呼ばれたジョン・ディリンジャの一生をスピーディーに描いた超低予算ノワールで、『暗黒街の弾痕』のショットを流用した銀行強盗のシーンが有名。監督はナチスから逃れてヨーロッパを転々としたのち渡米し、B級作品を量産したマックス・ノセック。
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『ギルダ Gilda(109分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1946年
監督:チャールズ・ヴィダー
出演:リタ・ヘイワース、グレン・フォード、ジョージ・マクレディ、ジョセフ・カレイア、ジョー・ソーヤー
第二次大戦下の南米を舞台に、男女の愛憎劇に国際的陰謀を絡めて描いた暗黒街もの。黒の長手袋を脱ぎながら『Put the Blame on Mame』を歌う余りにも有名なシーンが、リタ・ヘイワースのセックス・シンボルとしてのイメージを確固たるものにした。ルドルフ・マテによる光と影の映像も素晴らしい伝説のフィルム・ノワール。
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『暴力行為 Act of Violence(82分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1949年
監督:フレッド・ジンネマン
出演:ヴァン・ヘフリン、ジャネット・リー、ロバート・ライアン、メアリー・アスター、フィリス・サクスター
模範的な市民一家に謎の男が忍び寄る…。過去に追い詰められる男を描くサスペンス・スリラーの隠れた傑作で、男のかつての部下ロバート・ライアンが足を引きずりながら歩くシルエットや足音が不安感を醸し出す。光と影を効果的に活かした夜のシーンも素晴らしい。
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『糧なき土地 Las Hurdes(28分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1933年
監督:ルイス・ブニュエル
出演:アベル・ジャカン、アレクサンドル・オネイユ
スペインの秘境の村の過酷な環境と生活を描くブニュエル唯一のドキュメンタリー。残忍な儀式、近親婚が繰り返される村で生まれた障がい者たち、川に流される赤ん坊の遺体、山羊の滑落などショッキングなシーンが続く。村の悲惨と壮大な教会との対比がグロテスクで、「偽りの希望を与えるカトリック糾弾」というテーマが響く。国からは「国の恥部を晒すものだ」と差し止められた。
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『忘れられた人々 Los Olvidados(81分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1950年
監督:ルイス・ブニュエル
出演:ロベルト・コボ、エステラ・インダ、アルフォンソ・メヒア、ミゲル・インクラン
メキシコシティの貧民街の少年たちをリアリズム手法で描く。不良が盲目じいさんから盗み、じいさんは少女の脚に手を伸ばす。マジメに働こうとする少年は仲間から罪を着せられ親から見捨てられる。一切の感傷なしに“世界から忘れられた人々”の現実を直視するブニュエルの凄みに圧倒される傑作。
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『都会の牙 D.O.A.(85分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1950年
監督:ルドルフ・マテ
出演:エドモンド・オブライエン、パメラ・ブリットン、ルーサー・アドラー、ネヴィル・ブランド、ヘンリー・ハート
バーで毒を盛られ余命数日と宣告された男が、犯人を探そうと街を駆け回るタイム・リミット・ノワール。原題の『D.O.A.』はDead on Arrival(到着時すでに死亡)の意味。殺人事件の被害者自身が探偵であり、死を目前に警察に事件の顛末を語るというユニークな作品。
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『勇者の赤いバッヂ The Red Badge of Courage(69分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1951年
監督:ジョン・ヒューストン
出演:オーディ・マーフィ、ビル・モールディン、ジョン・ディークス、アーサー・ハニカット、ローヤル・ダーノ
南北戦争。恐怖で戦場からトンズラした若者が勇気を振り絞って最前線に戻り、先陣きって突撃する。スタンダードの画面に戦場を走り回る移動撮影を詰め込み、硝煙と砂塵を捉えたロングショットと兵士たちのクローズアップを併存させる。反戦色が強いとして大幅にカットされたヒューストンの呪われた傑作。戦闘の終わりにオーディ・マーフィが南軍旗を受け取るショットの圧倒的な素晴らしさ!
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『迷宮の女 L'Étrange Madame X(86分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1951年
監督:ジャン・グレミヨン
出演:ミシェル・モルガン、アンリ・ヴィダル、アルレット・トマ、モーリス・エスカンド
出版社社長と結婚し社交界の女王になったミシェル・モルガンが、労働者の青年と恋に落ち妊娠するが…。仕事に妻を利用する夫は、妻の不倫を知りつつ放置している。役割しか求められない女の愛の行方が悲劇的。成熟したモルガンの美しさ、特に座る姿がハッとするほどエレガント。
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『黄金の馬車 Le Carrosse d'Or(103分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1952年
監督:ジャン・ルノワール
出演:アンナ・マニャーニ、ダンカン・ラモント、オドアルド・スパダーロ、リッカルド・リオリ
18世紀のスペイン統治下の南米にやってきたイタリアの旅芸人一座。花形女優カミーラは土地の総督と浮名を流すが…。総督が手に入れた黄金の馬車をめぐるドタバタとカミーラ役のアンナ・マニャーニの魅力、そして素晴らしい色彩とセット。ヴィヴァルディの曲が全編を彩り、フィナーレの大団円に拍手を送らずにいられない。トリュフォーが“ルノワール最高傑作”と称えた1本!
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『拾った女 Pickup on South Street(80分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1953年
監督:サミュエル・フラー
出演:リチャード・ウィドマーク、ジーン・ピータース、セルマ・リッター、リチャード・キーリー
ある女の財布をすった男がスパイ事件に巻き込まれる反共映画。冒頭の電車内での視線の動きの切り返しのスリリングさ、連鎖する暴力シーン、そして電流のようなキス! スリ常習犯で食えない男リチャード・ウィドマークが素晴らしい。
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『大砂塵 Johnny Guitar(110分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1954年
監督:ニコラス・レイ
出演:ジョーン・クロフォード、スターリング・ヘイドン、マーセデス・マッケンブリッジ、スコット・ブラディ
鉄道敷設を待ち望む酒場の女主人クロフォードと、よそ者の彼女を憎み殺そうとするマッケンブリッジ。色恋でゴタゴタ揉める男たちをよそに、2人の女の対決は追跡劇から決闘に至る。酒場を燃やすマッケンブリッジの恍惚の表情、クロフォードを追う喪服の自警団など禍々しいイメージが溢れる。人物の位置関係、高低差、強烈な色彩が素晴らしい、ヌーヴェル・ヴァーグが絶賛したカルト作。
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『三人の狙撃者 Suddenly(77分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1954年
監督:ルイス・アレン
出演:フランク・シナトラ、スターリング・ヘイドン、ナンシー・ゲイツ、ジェームズ・グリースン
大統領訪問を控えた田舎町の人々が暗殺者の陰謀に巻き込まれる。復員兵や未亡人など戦争の傷跡を刻まれた登場人物の造形、絶妙な伏線、緊迫した会話で魅せる傑作密室劇。異常なまでに密度の濃い77分!
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『第十一監房の暴動 Riot in Cell Block 11(81分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1954年
監督:ドン・シーゲル
出演:ネヴィル・ブランド、エミール・メイヤー、フランク・フェイレン、レオ・ゴードン
劣悪な監獄環境に対する怒りによって暴動が拡大するアメリカ。第十一監房の囚人が看守を人質に状況改善を要求するが…。刑務所爆破計画が進む中で静寂を破るように鳴り響く電話のベル、結束が乱れていく囚人たち、苦いラスト。実際の刑務所での撮影と大量のエキストラによって、暴徒の蠢くエネルギーを緊張感を持って描くことに成功している。
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『恐怖の土曜日 Violent Saturday(90分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1955年
監督:リチャード・フライシャー
出演:ビクター・マチュア、リチャード・イーガン、スティーブン・マクナリー、バージニア・リース、リー・マーヴィン、シルヴィア・シドニー
ある町の銀行を狙う強盗3人組。決行は土曜日!彼らの計画が進行する裏で町の人々の私生活が描かれる。シルヴィア・シドニーやボーグナイン、リー・マーヴィンを脇役として使った巧みな群像劇。史上最低予算で作られたシネスコ・カラー作品だが、序盤の列車が向かってくるロング、奥行きのある画面設計が素晴らしい。傑作!
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『暗黒街の帝王レッグス・ダイヤモンド The Rise and Fall of Legs Diamond(101分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1960年
監督:バッド・ベティカー
出演:レイモンド・ダントン、カレン・スティール、エレイン・スチュワート、ジェシー・ホワイト、ダイアン・キャノン
20年代の暗黒街を舞台に、1人の男がギャングに成り上がっていく様を異常な速さと省略で描く。ダイヤモンドの過去や内面描写もなく、頭と暴力と女を使って目的を追求する行動こそ全て。1人を窓から落として、下の2人を仕留めるショットが決まり過ぎている!唯一守っていた病気の弟(ウォーレン・オーツ!)もついに捨てた後、自らの無情に復讐されるように破滅する姿は空虚。ベティカー渾身の傑作。
©Park Circus/Warner Bros
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『スパイクス・ギャング The Spikes Gang(96分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1974年
監督:リチャード・フライシャー
出演:リー・マーヴィン、ゲイリー・グライムズ、チャールズ・マーティン・スミス、ロン・ハワード、アーサー・ハニカット
お尋ね者のスパイクスを助けた3人の少年は、自由に憧れて家を出る。しかし現実は厳しく、飢え、ムショ入りに。救ってくれたスパイクスの手下になるが…。3人の無垢な友情とスパイクスへの信頼が眩しいほど、非情な運命に晒される末路が無残。二度と戻れない故郷への郷愁と自由への夢が砕け散る、奇跡の青春西部劇。老ギャングを演じるリー・マーヴィンの生々しい演技も凄い。
©Park Circus/Amazon MGM Studios
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『マリヤのお雪(76分/35mm)』
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上映スケジュール
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公開:1935年
監督:溝口健二
出演:山田五十鈴、原駒子、夏川大二郎、中野英治、歌川絹枝
西南戦争中の熊本。戦いから馬車で逃れる一行には2人の酌婦とブルジョワ一家が同乗し…。「脂肪の魂」を川口松太郎が翻案。爆発と銃撃シーンもある溝口版西部劇。酌婦を見下す官軍隊長とブルジョアの醜さが露骨に描かれる。酌婦お雪を演じる18歳の山田五十鈴の美しさ、花見のシーンのこの世のものとは思えない素晴らしさを堪能せよ!
松竹大谷図書館所蔵
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『幽霊暁に死す(86分/16mm)』
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上映スケジュール
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公開:1948年
監督:マキノ正博
出演:長谷川一夫、轟夕起子、斎藤達雄、沢村貞子、月丘千秋、飯田蝶子、徳川夢声、万代峰子、花菱アチャコ
新婚早々、校長に反抗してクビになった中学教師の長谷川一夫。叔父(斎藤達雄)に斡旋されたのは“幽霊屋敷”の管理人で…。長谷川が教師と幽霊(実は幼い時に死んだ自分の父)の二役を演じる軽妙洒脱な一本。両者が一つの画面に入る画面合成の完成度も高い。いかにもマキノ的な奇想天外な演出が冴え、突然の音楽の挿入、パン、移動キャメラ、と縦横無尽!
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『おぼろ駕籠(97分/35mm)』
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上映スケジュール
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公開:1951年
監督:伊藤大輔
出演:阪東妻三郎、田中絹代、山田五十鈴、折原啓子、佐田啓二、月形龍之介、菅井一郎、市川笑猿門、伊志井寛、清水将夫
御殿女中の殺人事件で無実の罪を着せられた佐田啓二を救おうと、阪妻が大掛かりに仕掛けるが…。阪妻版の河内山宗俊といった味わいの娯楽作。何といっても酔っ払い田中絹代!いつになくエロティックであり、ラストも彼女が浚っていく。絹代が好みでなかったという山根、山田両氏も認める艶っぽさ!
©1951松竹株式会社
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『風と女と旅鴉(90分/35mm)』
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上映スケジュール
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公開:1958年
監督:加藤泰
出演:中村錦之助、三國連太郎、長谷川裕見子、丘さとみ、薄田研二、殿山泰司、加藤嘉
強盗殺人を犯した父のせいで村人から憎まれ母は死に、自分はヤクザになった錦之助が十年ぶりに村に戻るが…。自分を抑えられず爪弾き者になっていく錦之助を何とか抑えようとする兄貴分の三國連太郎の軽みのある演技が良い。ローアングル、同時録音、ノーメイクの錦之助、生々しい斬り合いなど加藤泰の技法が確立した作品。脚本は成沢昌茂。
©東映
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『現代やくざ 血桜三兄弟(91分/35mm)』
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上映スケジュール
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公開:1971年
監督:中島貞夫
出演:菅原文太、伊吹吾郎、渡瀬恒彦、荒木一郎、松尾和子、高宮敬二、楠本健二、名和宏、藤山浩二、大前均、小池朝雄、河津清三郎
元ヤクザの武、現役ヤクザの邦夫、チンピラの宏。組の抗争に巻き込まれた三兄弟と“モグラ”こと信男が殴り込みをかけるバックに流れるは、野坂昭如「マリリン・モンロー・ノー・リターン」。せっせと火炎瓶を作る長髪メガネの信男を演じる荒木一郎の存在感はハンパなく、完全に三兄弟を喰っている。
©東映
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『華麗なる追跡(83分/35mm)』
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上映スケジュール
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公開:1975年
監督:鈴木則文
出演:志穂美悦子、郷英治、円山理映子、マッハ文朱、田中久子、天津敏、石橋雅史、由利徹、渡辺文雄、苅谷俊介
ある時はさすらいの女ギャンブラー、ある時はダンディな青年紳士、ある時はお茶汲みの老婆、ある時は黒衣の修道女…。無実の罪で獄中死した父の無念を晴らすため、志穂美悦子が悪の組織へ殴りこむ!山根&山田氏が“闘う妹”と称えた悦ちゃんの七変化を見逃すな!!
©東映
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『牧野物語・養蚕編(112分/16mm)』
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上映スケジュール
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公開:1977年
監督:小川紳介
出演:木村サト、木村修一、木村初、白石洋子、見角貞利
蚕を育てる過程を丁寧に追い、気候や土地柄も織り込んだ人間の暮らしが養蚕と深く結びついている様を描く貴重な記録。桑の葉を摘み取る木村サトさんの手つき、蚕の咀嚼音…養蚕の過程への圧倒的な細部へのこだわりに引き込まれる。小川プロスタッフが名人と一緒に養蚕する様子もほのぼのしている。
©映画美学校
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『ロケーション(99分/35mm)』
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上映スケジュール
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公開:1984年
監督:森崎東
出演:西田敏行、大楠道代、美保純、柄本明、加藤武、竹中直人、アパッチけん
トラブル続きのピンク映画撮影隊はロケ先の宿の女中・美保純を主人公に仕立て、彼女の里帰りの道中に撮影することになるが…。現実と映画の境目が曖昧になり、過去と未来が混じり合う映画内映画の二重構造のみならず、幻想的に映し出される東北の夏も心揺さぶる。森崎ベストに挙げる人も多い超傑作。
©1984松竹株式会社
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『顔(123分/35mm)』
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上映スケジュール
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公開:2000年
監督:阪本順治
出演:藤山直美、豊川悦司、國村隼、大楠道代、牧瀬里穂、内田春菊、九十九一、早乙女愛、渡辺美佐子、中村勘九郎、岸部一徳、佐藤浩
同僚ホステスを殺害した後、幾度となく名を変え顔を変えて全国を逃げ回った福田和子にインスパイアされた作品。 阪本順治が名女優・藤山直美をヒロインに迎えて作り上げた女性讃歌。藤山は同年度の主演女優賞をほぼ独占。豊川悦司、大楠道代、國村隼、さらに彼女の処女を奪う通りすがりの男に中村勘九郎と、芸達者な役者が脇を固める。
©1999松竹(株)/(株)衛星劇場/(株)毎日放送/(株)セディックインターナショナル/КИНО
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『穴の牙(48分/16mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1979年
監督:鈴木清順
出演:藤田まこと、原田芳雄、牧冬吉、北村英三、稲川順子、宮本毬子、松村康世
敏腕刑事の藤田まことが原田芳雄を射殺。その後、原田の怨念でドンドンはぐれ刑事になっていくという幽霊譚。清順×大和屋効果で前衛的かつ荒唐無稽さもマックス。流血が逆再生されたり、途中で黒子がセットチェンジしたりと爆笑ものの演出多数。ラストが超カッコいいが、日曜の夜9時からお茶の間で観ていた人が一番クールかも。
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『結婚 陣内・原田御両家篇(45分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1993年
監督:鈴木清順
出演:原田知世、陣内孝則、原田貴和子、ベンガル、大河内浩、左時枝、峰岸徹、原田芳雄
売れない役者の陣内は客席にいた人気女優(原田貴和子)を見つける。芝居後に彼女から結婚を迫られ、陣内は有頂天で高校時代の後輩(原田知世)に報告するが…。結婚についての3人の監督(清順、恩地日出夫、長尾啓司)によるオムニバス映画の清順篇。製作費が豊富なせいか、やりたい放題だが物語はきっちり収束。カメラが写り込まない鏡のシーンなど天才的演出はトリハダもの。
©株式会社セシール
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『旅籠屋騒動[『お伊勢詣り』改題](56分/35mm)』
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上映スケジュール
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公開:1939年
監督:森一生
出演:ミス・ワカナ、玉松一郎、香島ラッキー、御園セブン、平和ラッパ、森光子、浅田家日佐丸、松葉家奴、伴淳三郎
吉本興業から引き抜いたミス・ワカナ、一郎を始め関西の漫才の芸人たちが総出演。カットを割らず、アングルにも凝らず、ほとんど正面から漫才を撮るおかしさ。山根貞男と山田宏一の森一生についての対談で、漫才映画の名作と絶賛されている。脚本は依田義賢。
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『太陽に背く者(100分/35mm)』
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上映スケジュール
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公開:1959年
監督:酒井辰雄
出演:志村喬、田中絹代、杉浦直樹、田中春男、髙野眞二、千之赫子、宇野博信、水原眞智子、日比野恵子、津路清子、石黒達也
京都・西陣のバーで起こった殺人事件を下積み刑事3人が追う。犯罪捜査に平行して仕事人間の市川(志村喬)と妻(田中絹代)がいがみ合うなど家庭の不和も描く。脚本に瀬川昌治が参加している。山根氏が、つかまって連行されるチンピラの反抗ぶりに圧倒される凄まじい雰囲気の作品と述べている。
©1959松竹株式会社
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『トカレフ(103分/35mm)』
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上映スケジュール
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公開:1994年
監督:阪本順治
出演:大和武士、西山由海、佐藤浩市、芹沢正和、國村隼
団地に住む夫婦の子供が誘拐され殺される。父親(大和武士)は隣人(佐藤浩市)を疑うが…。背景が全く描かれない佐藤の不気味さ、大和(元ボクサー)の身体の異様なオーラ。台詞や心理描写を排し行動で描くクールかつ緊張感溢れる演出が素晴らしい、90年代の乾いた空気感に満ちた日本ハードボイルド史上の傑作。
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『アキラメナイアキラ(15分/デジタル)』
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上映スケジュール
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公開:1998年
監督:阪本順治
阪本順治監督が撮った山村アキラのミュージックビデオ。ミュージシャン山村アキラの3曲をフィーチャーした全3話仕立てになっている。1話と2話に山根貞男が役者として登場。圧倒的キャラ立ちを堪能してください!
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