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若松孝二初期傑作選
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2022/05/14 ~ 2022/06/03
若松プロダクションで製作された60年代初頭~70年代初頭の作品を中心に、若松監督の初期作品を一挙上映!
『狂走情死考(72分/35mm)』-
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公開:
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1969年
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監督:
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若松孝二
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出演:
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吉沢健、武藤洋子、山谷初男、佐藤重臣、戸浦六宏
全共闘活動家の義弟を助けようと、警察官の夫を誤って撃ち殺してしまった女。義理の姉弟が、北へ北へと奇妙な愛の逃避行を続ける。大島渚の同じくロードムービーである『少年』の撮影と伴走しながら、激しい吹雪のなかを二人が突き進んでいく風景は、あまりに圧倒的だ。-
本日の上映時間
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11:00
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『鉛の墓標(86分/35mm)』-
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公開:
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1964年
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監督:
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若松孝二
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出演:
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野上正義、田代かほる、築地容子、赤尾関三蔵、寺島幹夫
のしあがるためならば愛する人を殺すことも厭わない一人のチンピラが、最後には同じ論理によって、その座を追われていく。当時話題となった激しい暴行シーンもさることながら、全体を貫くハードボイルドタッチの演出が初期作品の実力の高さを示している。-
本日の上映時間
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12:30
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『ゆけゆけニ度目の処女(65分/35mm)』-
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公開:
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1969年
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監督:
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若松孝二
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出演:
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小桜ミミ、秋山未知汚、善兵世志男、青木幽児、風雅超邪丸、加上玲、花村亜流芽、マダム・エドワルド、保根桂和、江島裕子、今泉洋
マンションの屋上で輪姦された少女に、住民の少年が好意を寄せ、フーテン達を皆殺しにしたのち、夜明けに自ら身を投げる。都市の屋上という開かれた空間を逆説的に密室と捉えた新たなる実験的アプローチは、のちに展開されていく「風景論」の到来を予告した。-
本日の上映時間
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14:15
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『カーマ・スートラより 性教育書 愛のテクニック(75分/デジタル)』-
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公開:
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1970年
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監督:
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若松孝二
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出演:
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芦川絵里、市村譲二、江藤裕子、小水一男
インドの聖典カーマ・スートラに沿って現代の性道徳や性生活を紐解いていくセックス教育映画。前半は性技や体位を紹介、後半は現代の痴情のもつれによる事件の再現ドラマ。本作が大ヒットしたことでパレスチナ行きの資金を得て『赤軍-PFLP・世界戦争宣言』を撮ったという逸話を持つ、若松史上最も笑える(?)珍品。-
本日の上映時間
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15:40
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『血は太陽よりも赤い(80分/デジタル)』-
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公開:
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1966年
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監督:
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若松孝二
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出演:
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大塚和彦、若原珠美、笠間雪男、一の瀬弓子、山吹ゆかり、桂奈美、峯阿矢、真弓田一夫、寺島幹夫、和達五郎
受験を控えた高校生ヒロシは、大人たちのインチキや不正に憤りを募らせる。社会に希望を見出せない彼は、やがて道を踏み外し…。「ぶっ壊せ〜」という主題歌、鶏の殺害シーン、真っ赤な血。若さと怒りの破壊衝動を強烈な演出で見せる青春狂騒曲。寺山修司が当時絶賛したという。-
本日の上映時間
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17:15
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『処女ゲバゲバ(66分/デジタル)』-
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公開:
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1969年
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監督:
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若松孝二
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出演:
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谷川俊之、芦川絵理、林美樹、乱孝寿、大和屋竺、木俣堯喬
処刑のために連行されてきた男が、ボスの奇妙な死の儀式に従う振りをしながら、逆に一味を皆殺しにしていく。御殿場の荒野を密室に見立てるという大和屋脚本の傑作「ガセネタの荒野」のあまりに見事な映画化であり、公開タイトルは大島渚によって命名された。-
本日の上映時間
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18:55
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『現代好色伝 テロルの季節(78分/35mm)』-
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公開:
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1969年
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監督:
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若松孝二
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出演:
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吉沢健、江島裕子、佐原智美、神田満、春田浩将、今泉洋
活動家の男は二人の恋人との性生活を謳歌し、監視を続ける公安警察を油断させ、時の首相の訪米を阻止すべくダイナマイトを手に単身で羽田空港へと向かう。大菩薩峠の弾圧によって頓挫した赤軍派の作戦は、この映画のなかに今なお受け継がれているのだ。-
本日の上映時間
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20:20(終映21:38)
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2022/05/21
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2022/05/11
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2022/04/30
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2022/04/01
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