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  • 滅びの美学 任侠映画の世界 

  • 2018/11/17 ~ 2018/12/14

任侠映画の時代
 50年代の時代劇を牽引した東映はブームの終焉で深刻なダメージを受けた。そんな時、岡田茂が鶴田浩二主演でプロデュースした『人生劇場 飛車角』(1963)が大ヒット。明治から昭和初期の侠客を主人公とした作品の量産が始まり、東映は観客動員No.1に返り咲いた。
60年代に東映を中心として作られたやくざ映画は、今日“任侠映画”と呼ばれている。任侠映画は60年代後半にはプログラムピクチャーの半数を占めるまでになり、『日本侠客伝』、『昭和残侠伝』、『兄弟仁義』、『博徒』、『博奕打ち』、『緋牡丹博徒』、『日本女侠伝』シリーズで頂点を迎えた。
 当時、ヤクザからサラリーマン、学生運動の闘士たちにまで絶大な人気があり、『博奕打ち 総長賭博』は三島由紀夫に絶賛された任侠映画だが、70年代に入ると衰退の一途をたどり、73年の『仁義なき戦い』で始まる"実録路線"の登場によって終焉を迎えた。

※作品はすべて35mm上映
※画像はすべて©東映

※『博奕打ち いのち札』は1200円均一 ポイント鑑賞不可

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