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近日上映予定

  • 日本の映画音楽家Ⅱ 伊福部昭・木下忠司

  • 2024/02/10 ~ 2024/03/01

特別上映▶『子供の眼』協力:国立映画アーカイブ
料金:1300円均一/ポイント鑑賞不可

  • 上映予定作品一覧(全20本)

アナタハン
殺されたスチュワーデス 白か黒か
風の中の瞳
私は忘れない
背くらべ
この空のある限り
村八分
女の園
この広い空のどこかに
流離の岸
永遠の人
わが恋せし乙女
自殺を売った男
火の壁
かあさん長生きしてね
流し雛
サラリーマンの勲章
戦火を越えて
花(スタア)の進軍
子供の眼
  • 『アナタハン(92分/デジタル)』

  • アナタハン(92分/デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1953年
    監督:ジョセフ・フォン・スタンバーグ/音楽:伊福部昭
    出演:根岸明美、中山昭二、菅沼正、沢村紀三郎、近藤宏、藤川準、宮下昭三、尾上菊次、坂東鶴右衛門、杵屋六里郎、田村大二郎、喜多川隆、鈴木武、細倉志朗
    第二次大戦中、絶海の孤島に1人の女性 と31名の男が取り残された「アナタハン 島の女王事件」。13人の男が死んだこと で世界的に有名になり、ハリウッドで映 画化された。恵子をめぐるバトルはそこ まで熾烈でなかったためか、アメリカで はヒットしたのに日本では当たらなかった。特殊効果に円谷英二。伊福部の音楽 は印象的で、特に繰り返される沖縄民謡 が頭から離れない。

  • 『殺されたスチュワーデス 白か黒か(122分/デジタル)』

  • 殺されたスチュワーデス 白か黒か(122分/デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1959年
    監督:猪俣勝人/音楽:伊福部昭
    出演:久保菜穂子、田宮二郎、ベルナール・ヴァーレ、左幸子、根上淳、笠智衆、田宮二郎
    中禅寺湖畔で国際線スチュワーデス若月綾子の絞殺死体が発見された。捜査本部は彼女が信者だった教会のダニエル修道士にターゲットを絞るが、彼は突然帰国し…。実際の未解決事件を犯罪に至る経緯から犯行まで微に入り細に入り描いた問題作!

  • 『風の中の瞳(76分/35mm)』

  • 風の中の瞳(76分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1959年
    監督:川頭義郎/音楽:木下忠司
    出演:田村高廣、有沢正子、平山芙美子、石川竜二、富永ユキ、坂井重男、桜むつ子、北竜二、奈良真養、永田靖
    赴任早々から遅刻した中学教師の田村高廣と3年生達の1年間。進学高狙いの子も、修学旅行の費用がない子もいる中、事故が起こり…。学級会でハキハキ手を挙げ、「一生、友達だ」と誓い、山に行けば「ヤッホー」と叫ぶ生徒たちの良い子ぶりに少々ビビるが、心に抱えきれない悩みを持ちながら成長し巣立っていく姿には感動するしかない。
    ©1959松竹株式会社

  • 『私は忘れない(86分/35mm)』

  • 私は忘れない(86分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1960年
    監督:堀内真直/音楽:木下忠司
    出演:山本豊三、中圭子、小坂一也、柴田葉子、佐野周二、水戸光子、中村是好、左卜全、諸角啓二郎
    教師・小坂一也は東京で挫折した女性と黒島行きの船で乗り合わせる。電気も水道も食糧も医療も不足し、障害のある子供たちが多い島。“笑うことを知らない”子供を教育する校長・佐野周二夫妻の姿が感動を呼ぶ。有吉佐和子の原作で知られた絶海の孤島の物語(島には有吉の碑が建っている)のはずが、島の因習によって引き裂かれた男女を描く「ロミジュリ」的メロドラマに変貌する不思議!?
    ©1960松竹株式会社

  • 『背くらべ(66分/35mm)』

  • 背くらべ(66分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1962年
    監督:大槻義一/音楽:木下忠司
    出演:川津祐介、島かおり、石川竜二、田中晋二、乙羽信子、常田富士男、山崎猛
    女手ひとつで二人の息子を育てる乙羽信子。兄の川津は弟をどうしても東京の大学に行かせたいが…。工場経営者の叔父に呼ばれて上京した川津は、ストライキで叔父と対決する労働者達を見る。教育格差、地方と都会、母子家庭と貧困、労働者と資本家の問題は今こそリアル。木下恵介企画、山田太一脚本による秀作。いたたまれず帰ってきた川津と常田富士男の友情に泣く。
    ©1962松竹株式会社

  • 『この空のある限り(88分/35mm)』

  • この空のある限り(88分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1964年
    監督:桜井秀雄/音楽:木下忠司
    出演:鰐淵晴子、田中絹代、中村晃子、森光子、三上真一郎、田村正和、千秋実、石坂博、岸久美子、柳沢真一、曽我廼家一二三
    鰐淵晴子は賞金目当てで母(森光子)の書いた詩を新聞に投稿するが、それは生き別れになった森の母に向けた詩だった。森と千秋のお人よし夫婦と水泳部員の女子高生・鰐淵。その生活に病気と貧困が襲い掛かる。そんな中、森の母(田中絹代)が見つかるが…。鰐淵、森、田中、世代の異なる女性を通して描く「母たちの物語」。“生みの母親”に生涯こだわった寺山修司の原案。
    ©1964松竹株式会社

  • 『村八分(94分/16mm)』

  • 村八分(94分/16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1953年
    監督:今泉善珠/音楽:伊福部昭
    出演:山村聡、乙羽信子、日高澄子、中原早苗、菅井一郎、藤原釜足、英百合子、山田巳之助、御橋公、殿山泰司
    昭和27年、組織的な不正替玉選挙を女子高生が新聞社に投書し大騒ぎに。村人たちは女子高生一家を村八分にするが…。実際の事件に基づく作品で、陰湿なイジメをする村人の団結力のみならず、微妙に距離を置く先生や、「正しくても村の絆を壊す行為は悪」的な発言をする同級生など、現代と変わらない風景が!新藤兼人脚本、宮島義勇撮影、伊福部と豪華メンバーで作られた力作。
    ©北星

  • 『女の園(141分/16mm)』

  • 女の園(141分/16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1954年
    監督:木下恵介/音楽:木下忠司
    出演:高峰三枝子、高峰秀子、久我美子、岸恵子、東山千栄子、田村高廣、田浦正巳、浪花千栄子、望月優子
    敗戦後間もない京都の女子大。学生たちは良妻賢母育成のための極端な管理教育に苦しんでいた。左翼思想に燃える財閥のお嬢様・久我美子、ノンポリ・岸恵子、恋人との将来のため勉学に励む高峰秀子らが、寮母・高峰三枝子を筆頭とする学校側と対立する。大島渚や山田洋次松竹に入ったきっかけと言われている作品。団結のため重要な役割を果たす歌は、もちろん木下忠司によるもの。
    ©1954松竹株式会社

  • 『この広い空のどこかに(111分/デジタル)』

  • この広い空のどこかに(111分/デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1954年
    監督:小林正樹/音楽:木下忠司
    出演:高峰秀子、佐田啓二、久我美子、石浜朗、大木実、小林トシ子、田浦正巳、浦辺粂子、中北千枝子、三好栄子
    姑、小姑、弟が同居する酒屋一家の長男・佐田啓二と結婚した久我美子。当時は珍しかった恋愛結婚でラブラブの夫婦に対し、戦争で足が不自由になった姉の高峰秀子は「どうせ結婚なんて」とやさぐれる。しかし、そんな彼女にも…。善人ばかりの一家でも人が集まれば軋轢は起きる。しかし、人間それぞれにいつか幸せはやってくる。観る者の心を温かくする小林正樹の秀作。
    ©1954松竹株式会社

  • 『流離の岸(101分/デジタル)』

  • 流離の岸(101分/デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1956年
    監督:新藤兼人/音楽:伊福部昭
    出演:北原三枝、乙羽信子、広岡三栄子、坪内美詠子、二木てるみ、明石淳子、金子信雄、三國連太郎、菅井一郎、殿山泰司、村瀬幸子
    大田洋子の同名原作を新藤兼人が脚色・監督。未亡人の乙羽信子は再婚し、娘の北原三枝を呼び寄せる。成長した北原は、友人の兄で医師の三國連太郎と結婚するが…。熱烈に北原に求愛した三國には何と妻子が!という驚きの展開。三國もひどいが、妻子ある兄をしつこく北原に勧めてくる友人が不気味。三國の妻子に自らの子供時代を重ね、母へのわだかまりを解いていく北原がカッコいい。
    ©日活

  • 『永遠の人(107分/35mm)』

  • 永遠の人(107分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:木下恵介/音楽:木下忠司
    出演:高峰秀子、佐田啓二、仲代達矢、石浜朗、乙羽信子、田村正和、藤由紀子、加藤嘉
    一人の女の数十年にわたる愛憎を描いた大河メロドラマ。夫・仲代への恨みを決して忘れない高峰秀子の鬼気迫る演技に圧倒される傑作。フラメンコの弾き語りという意表を突く木下忠司の音楽とともに、木下恵介特有の過剰なエモーションが阿蘇の大地に響きわたる!
    ©1961松竹株式会社

  • 『わが恋せし乙女(75分/16mm)』

  • わが恋せし乙女(75分/16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1946年
    監督:木下恵介/音楽:木下忠司
    出演:原保美、井川邦子、東山千栄子、勝見庸太郎、増田順二、山路義人、大塚紀男、大塚正義、河野正昭、稲川忠一、杉山繁三、泉時彦、小泉光弥、浜野肇、鈴木彰三、千葉晃
    敗戦から1年足らずの高原の町。牧場の息子は捨子だった妹との結婚を夢見ていたが…。悪い人は誰もいないのに、それぞれの思いはすれ違う。大自然のロケーション、ミュージカル風にみんなで歌うシーンが素晴らしい。悲惨な戦争が終わりを告げ、皆が未来に向かって明るく生きる。
    ©1946松竹株式会社

  • 『自殺を売った男(94分/35mm)』

  • 自殺を売った男(94分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1958年
    監督:堀内真直/音楽:木下忠司
    出演:田村高廣、高千穂ひづる、高野真二、泉京子、片山明彦、渡辺文雄、有沢正子、諸角啓二郎、十朱久雄、永井達郎、須賀不二男
    宝石店の社長秘書と情婦は、ヤク中で自殺常習犯のチンピラ・田村高廣と売り上げを横領した部下・片山明彦を使って死体入れ替えのトリックを思いつくが…。「自殺を売ってくれないか」で始まる宝石横領完全犯罪の顛末。気の弱い二人の男が事件の鍵を握る。大下宇陀児原作、高橋治脚本のクライム・サスペンス。
    ©1958松竹株式会社

  • 『火の壁(88分/35mm)』

  • 火の壁(88分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1959年
    監督:岩間鶴夫/音楽:木下忠司
    出演:高千穂ひづる、大木実、杉田弘子、安井昌二、笠智衆、岡村文子、伊久美愛子、春山勉、日向三平、柴田葉子、鬼笑介、奈良真養、山内明、高野真二、井上正彦、桜井研二、里見孝二、田中美智子、織田政雄
    失恋して阿蘇の火山研究所にやってきた 戸崎。そこへ元恋人(高千穂ひづる)が 新婚旅行でやってくる。曰く付きの男と 結婚した彼女の目的は!? 驚愕のラストが 待ち受けるミステリー・ロマン。知り合 った馬喰(大木実)が出場する競馬など 阿蘇の風物詩が散りばめられた一作。事 件はいつも阿蘇の火口で起こる!
    ©1959松竹株式会社

  • 『かあさん長生きしてね(90分/35mm)』

  • かあさん長生きしてね(90分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1962年
    監督:川頭義郎/音楽:木下忠司
    出演:勝呂誉、田中絹代、倍賞千恵子、川津祐介、葵京子、佐田啓二、清川虹子、千之赫子、水科慶子、伴淳三郎、清川玉枝、常田富士男、清村耕次、左右田一平、長浜藤夫
    母を親戚に預け、青森県から上京してクリーニング屋で働く勝呂誉。やがて中華料理店の手伝いをする倍賞千恵子と出会うが…。母一人子一人の勝呂、兄妹だけの倍賞。孤独な二人の恋は祝福されず、母も親戚から冷たくされる。地方間格差と貧しさの悪循環が、小さな個人に圧し掛かる現実は、今こそリアルに感じられる。田中絹代の年老いたお母さんにも泣かされる佳作。
    ©1962松竹株式会社

  • 『流し雛(77分/35mm)』

  • 流し雛(77分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1962年
    監督:大槻義一/音楽:木下忠司
    出演:倍賞千恵子、三上真一郎、佐野周二、北林谷栄、乙羽信子、笠智衆、荒木道子、江木俊夫
    苦労して銀座のレストラン経営者にまでなった佐野周二の家に、幼いころ別れた生みの親・北林谷栄がやってきて…。佐野と一歳違いの北林のお婆さんぶりが凄い。煙草を吸い、進駐軍仕込みの英語を喋り、笠智衆に石をブツけて大活躍。木下恵介の原作・脚本のホームドラマで、孤立する妻・乙羽信子の悔しさ寂しさも心に刺さる。
    ©1962松竹株式会社

  • 『サラリーマンの勲章(89分/35mm)』

  • サラリーマンの勲章(89分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1965年
    監督:堀内真直/音楽:木下忠司
    出演:勝呂誉、竹脇無我、三上真一郎、有島一郎、阿部剛三、藤田昇三、真理明美、三井弘次、東野英治郎、沢村貞子、ホキ徳田、桂小金治、大泉滉
    木下忠司の行進曲で始まるサラリーマン物語。主任の有島一郎を中心に5人の新入社員の仕事と恋を描く。社員旅行、無礼講、オールドミス、社内恋愛、内助の功…。「昭和!」のオンパレードだが、将来より恋を選んだり、北海道に飛ばされたり、アフリカに赴任したり5人の行方は様々。出世が嫌で蒸発する三井弘次、社長の威を借るロクデナシ大泉滉がコメディ・リリーフ。
    ©1965松竹株式会社

  • 『戦火を越えて(43分/16mm)』

  • 戦火を越えて(43分/16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1950年
    監督:関川秀雄/音楽:伊福部昭、王可之
    出演:高峰秀子、山村聰、河津清三郎、菅井一郎、岸旗江、千石規子、木匠久美子
    敗戦後の東京でレビューの演出をする河津清三郎。そこへ中国から山村聰が訪ねてくる。彼は戦時中に日中友好のため訪日した興亜新劇団の通訳で、劇団員を庇ってくれた岸旗江を探していたが…。フィルムが前半だけしかなく、二人の恋の行方は分からぬまま。とにかく、劇団のヒロイン・高峰秀子の美しい歌声と中国服姿、そして偉そうな日本人に痛烈な批判を浴びせる場面には目を見張るものがある *前半のみの上映
    ©東映

  • 『花(スタア)の進軍(29分/16mm)』

  • 花(スタア)の進軍(29分/16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1951年
    監督:小林恒夫(構成)/音楽:三木鶏郎
    出演:三木鶏郎、三木のり平、美空ひばり、片岡千恵蔵、益田喜頓、丹下キヨ子、月丘夢路、三船敏郎、高峰三枝子、高峰秀子、岡田英次、山根寿子、原節子、古川緑波、岡晴夫ほか
    東横・太泉映画の名場面を三木鶏郎・三木のり平ら三木鶏郎グループの歌と演奏・寸劇で繋いだレヴュウ映画で『戦火を越えて』を始め三船敏郎・高峰三枝子主演『脱獄』(監督山本嘉次郎)、原節子主演『アルプス物語 野性』(監督沢村勉)、片岡千恵蔵主演『天保人気男 妻恋坂の決闘』、『東京無宿』、『歌うまぼろし御殿』など失われた作品の断片を観る事ができる。なお、オリジナルは44分だが現存プリントは欠落があり29分。(解説:下村健)
    ©東映/素材提供:長谷川康志

  • 『子供の眼(85分/35mm)』

  • 子供の眼(85分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1956年
    監督:川頭義郎/音楽:木下忠司
    出演:高峰秀子、高峰三枝子、芥川比呂志、設楽幸嗣、丹阿弥谷津子、大木実、笠智衆、滝花久子
    “子供の眼”を通して家族を見つめ、ゴールデングローブ外国語映画賞を受賞した名作。父と義母は険悪、大好きな叔母も結婚して遠くに行ってしまう。子供は大人以上に繊細で人の心に敏感、だが大人なしでは生きられないことも知っているのだ。ダブル高峰と芥川比呂志、大木実ら役者の演技もいいが、何といっても子役・設楽幸嗣と子犬のコンビに胸を突かれる。
    ©1956松竹株式会社

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